スマートロックをご存じでしょうか?
物理的なカギを使わずに扉を開け閉めできるとても便利なガジェットです。
しかし、いざ調べてみるとその値段の高さに驚きます。
たとえば家電量販店でもよく見かけるこのQrio Lock(キュリオロック)ですが、軽く20000円を超える高級品です。


使ってみたいけど、値段が高くてなかなか手が出せないな。
そんな人にオススメしたいのがこちら。
CANDY HOUSE の
「セサミシリーズ」


- セサミの機能
- セサミの良いところ・魅力
- セサミを買う前、使う上での注意点
- 新作「セサミ4」の変更点は?
「セサミ」シリーズを1年間使用してみた感想は
便利&快適
もう鍵を使う生活には戻れない
コスパ抜群
高品質&高性能で破格の安さ
品質、性能、価格のすべてに満足できるこのセサミは、現状スマートロックの最適解のひとつです。
この記事で詳しく紹介するので、スマートロックが気になっている人はぜひ参考にしてください。


【追記】後ほど紹介する新作「セサミ4」は、税別ですが驚くことに5000円を切ってきました。(公式価格)
公式によると、新作はセサミ3をもとに改良されたものということで、買い替える必要はないとの見解です。



新作の方が安いなんて驚きですよね。
この記事では前作のセサミ3を紹介しますが、新たに購入する際は新作のセサミ4がオススメです。
セサミ3 開封




ネジやドライバー、電池も付属しているので、新たに買い足す必要もなく、届いてすぐに設置できます。
本体は前作から改良され、傷や汚れに強いマットな質感になりました。
説明書も図が大きくてわかりやすく、どなたでも簡単に理解できます。


取り付ける際のポイントは、両面テープで固定する前に、本体と土台の固定を行うことです。
サムターンの形状や大きさに合わせて本体を取り付ける高さを調整していくのですが、始めに壁に貼ってしまうとねじ穴が隠れてしまい、微調整が難しくなります。
両面テープは一度はがすと粘着力が70%以上落ちるようなので、その際は予備のテープに取り換えましょう。
実際に取り付けるとこんな感じ


黒一色のシンプルなデザインなので、いろんなドアに調和してくれます。


サムターンの高さに合わせて、ネジ穴の位置で細かく調整ができるようになっています。
横から見ると分かるように、本体自体は浮いていますね。
鍵は専用のアプリで管理



こういう新しいものって、便利なんだろうけど使いこなすのが大変そう。
そう思っている人、ご安心ください。
セサミ3に合わせてアプリが改良され、直感的に使いやすくなりました。
実際の画面はこんな感じです。


セサミには多くの機能が備わっていますが、どれもアプリで簡単に操作できます。
毎日使う物なので、簡単に操作できるのは嬉しいポイントですね。
セサミ3の良いところ
ここからは僕が使い続けて感じた良いところを紹介していきます。
鍵を使う手間から解放される
スマートロックの最大の魅力は何といってもこれですよね。
毎日行っているこのような手間が一切無くなります。
鍵を落としたり、無くしたりする心配もありません。
工事不要で持ち家、賃貸どちらでも使用できる
セサミは自宅のドアに両面テープで張り付けるだけなので、大掛かりな工事で傷をつける心配がありません。
また取り外しも両面テープをはがすだけなので、引っ越した時も引き続き使うことができます。
両面テープもAmazonで安く売っているので、安心して取り外せますね。


どこからでも操作できる
セサミは単体でも充分便利に使用できますが、別売りの「Wi-Fiモジュール」を使うことで、外出先などの離れた場所からでも操作できるようになります。


IoT化することで使い道が大幅に増えるので、さらに快適に使えるようになります。
鍵の開け閉めで通知が届く
鍵を開け閉めすると、スマートフォンに通知が届きます。




一見簡単な通知に見えますが、見比べてみると分かるように多くの情報を伝えてくれます。
・鍵が開いたのか or 閉まったのか
・誰が操作したのか
・アプリ or 手動どちらで操作したのか
アプリの操作だけでなく、物理的な動きも通知してくれる点がセサミの魅力です。
家族のだれが家に帰ってきたのか分かるのはもちろん、誰もいないはずの時間に鍵が開いた時にも通知してくれるため、家のセキュリティがさらに高まります。
あらゆる形状の鍵に対応してくれる
セサミの裏面を見ると分かりますが、サムターン部分が上下左右に滑らかに動きます。


このセサミ独自の技術により、回転の軸がズレていても内部で柔軟に受け止めてくれます。
また、様々なカギの形に合わせて細かく調整することもできます。


もしもつまみ部分の形状が合わない場合は、3Dプリンターでアダプターを作ってくれます。
写真と寸法をもとにオーダーメイドで作ってくれるため追加で600円かかってしまいますが、他にはない手厚いフォローが嬉しいですね。
オートロック機能で締め忘れが無い
セサミは開けた後、設定した時間を過ぎると自動で閉まるように設定できます。


使う人の生活に合わせて、3秒~1時間で調整が可能です。
朝に慌てて締め忘れてしまい、そのまま気が付かずに過ごすしてしまった、なんてことが起きません。
合鍵を簡単にシェアできる
セサミアプリ内でQRコードを発行できるため、誰にでも簡単に鍵を共有できます。




鍵には3つの権限があり、それぞれ説明すると以下の通りです。
- オーナー鍵
全ての管理が可能
→オーナー、マネジャー、ゲスト鍵のシェア、削除 - マネジャー鍵
マネジャー鍵とゲスト鍵のシェア、削除 - ゲスト鍵
ゲスト鍵のシェア、削除
WiFiモジュール経由での遠隔操作不可
渡したカギは上位の権限を持つ人が取り消せるので、鍵の管理が楽になる上に使い方の幅も広がります。
- お父さんとお母さんをオーナーにしておくことで、どちらかのスマホが壊れても権限を新たに移し直すことができる。
- 民泊の鍵をラインやメールで事前に送ることができ、返却も不要。
- 交際中や同棲中の相手に合鍵を渡せる、万一別れてしまっても返す手間が無い (;^_^A
他にもいろんな使い方ができそうですね。
鍵の開け方は5通り
それぞれ紹介すると以下の通りです。
・アプリやウィジェットの鍵ボタンを押す
・スマホやスマートスピーカーに話しかける
・NFCタグにデバイスをかざす
・スマホのジェスチャー機能を使う
・スマホをもって近づく
鍵の開閉方法がたくさん用意されているので、様々な場面でもストレスなく使用できます。
ひとつずつ紹介していきます。
アプリやウィジェットの鍵ボタンを押す
アプリはシンプルな設計で直観的に使いやすいです。


表示されている鍵ボタンを押すだけで開閉できます。
iPhoneのウィジェットはこんな感じです。




スマホがロックされたままでも操作できるため、わざわざ解除する必要がありません。
さらにAppleWatchからの操作に対応


僕は持っていませんが、スマホよりもアップルウォッチから操作しているユーザーが多いようです。
確かにスマホより手軽に操作できるため、セサミの魅力を最大限に活かしていますね。
Wi-Fiモジュールを合わせて使用する
別売りの「Wi-Fiモジュール」を使うことで、外出先などの離れた場所からでも操作できるようになります。


本体だけの場合はBluetoothが届く玄関先でのみ操作できますが、
Wi-Fiにつなぐことでネットが繋がるどこからでも操作できます。
本体とセットでも税別7,960円なので、他社製品よりはるかに安いです。
ぜひあわせて使ってください。
スマホやスマートスピーカーに話しかける
多くの呼びかけコマンドに対応しています。
僕はiPhoneを使っているので、このようなショートカットを設定しています。





「Hey Siri 鍵開けて」
このように呼びかけるだけで開けてくれるため、両手がふさがっていても楽に操作できます。
NFCタグにデバイスをかざす
NFCタグにショートカットを連携させることで、駅の改札のようにスマホをかざすだけで鍵の開け閉めができます。
車の中や玄関先、普段スマホを置く机に貼ると便利に操作できます。
付属品で一枚ついてきますが、ロゴのプリントがかなり目立ちます。
外に貼る際は防犯の観点からも、無地のシールを用意することをオススメします。


スマホのジェスチャー機能を使う
スマホの機種によっては、本体のジェスチャー機能にセサミを連携させることも可能です。
例えばiPhoneには「背面タップ」の機能があるので、セサミのショートカットを結びつけることで
裏をトントンと2~3回叩くだけで開閉できるようになります。
スマホをもって近づく「手ぶら解錠」
セサミアプリにはGPS機能が備わっているため、家に近づくと自動的に鍵を開けてくれるように設定できます。
任意の点を中心に、半径20~500mのエリアを設定することができ、そこに立ち入ると自動で鍵を開けてくれるのです。


電波状況によって誤差はありますが、家に近づくだけで鍵が開く体験は本当に感動します。
買う前&使う際の注意点
ここからは前もって知っておきたい注意点をお伝えします。
取り付ける場所に余裕があるか確認
セサミは縦横、あるいは斜めでも取り付け可能なため、一般的なサムターン式のドアであればほとんどが対応しています。
しかしごく稀に、ドアの種類によっては取り付けが難しいこともあるようです。
購入する前にあらかじめ以下の点を確認しておいてください。
- サムターンの形状や回す硬さ
- 郵便受けやドアノブとの距離
- 両面テープを張る面の材質や凹凸
公式HPより、セサミの外寸を併せて載せておきます。


電池が特殊
セサミは本体が小型なため、普段使わない規格の電池を用います。
コンビニやスーパーなどではあまり見かけないので、急に必要になったとしても手に入らないかもしれません。
電池寿命は500日~550日とのことですが、GPS機能や遠隔操作を多用する場合は消耗が多くなります。
もしも切れてしまったときに慌てないように、予備の電池を用意しておきましょう。


NFCタグは目立たない場所に貼る
&目立たない色に塗る
NFCタグを外に貼ると、スマホをかざすだけで鍵の開閉ができるためとても便利です。
しかし場所によってはシールが目立つため、イタズラではがされてしまう可能性もあります。
その対策としてお勧めしたいのがこちら
黒塗り
&
インターホン下に貼る


上から見ても隠れているので目立たず、スマホで開ける際も下から近づけるだけで簡単です。
【特に注意】オートロックでスマホを閉じ込める
セサミを使う上で最も注意すべきポイントです。
- 駐車場に荷物を取りに行く
- ゴミ出しに行く
- すぐに済む用事で出かける
こんな時にうっかりスマホやアップルウォッチを持たずに出てしまうと、鍵が自動で閉まるので家に入る手段が無くなってしまいます。
対策は以下の通りです、確認しておきましょう。
- オートロックの時間を長めに設定する
- 物理キーを郵便受けや財布に入れておく
- デバイスを常に携帯する
- 家族や友人にアプリで合鍵を渡しておく
新作 SESAME4 (セサミ4) 新たに変わったところは?
2020年のセサミ3発売から1年後、
2021年に新作の「SESAME4 (セサミ4)」が発売されました。
何が変わったのか?下の一覧にまとめてみました。


- 故障する確率が1/50に低減
- 修理時間が20分から5分に
- 回転音が80%低減
- 電池を0%まで無駄なく使い切る
さらに付属の電池が1550mAhから1800mAhになったことで使用期間も延びました。
しかし、基本的な構造やアプリはセサミ3と大差ないため、すでにお持ちの人は無理に買い替える必要はないかと思います。



僕も今のセサミ3を使い続ける予定です。
まとめ 「セサミ」がスマートロックの夢をかなえてくれる
いかがでしたか?
次世代のスマートロック「セサミ」の魅力は伝わったでしょうか?
皆があこがれる「鍵を持たない生活」を簡単に実現してくれます。
安定した動作、耐久性が高く頑丈、使いやすいアプリ、そして何より圧倒的な安さ。
実用的で、使い手にとことん優しいスマートロックの理想形です。
ぜひ体験してみてください。



最後まで読んでいただき、ありがとうございました!
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